パーソナルジムの成功のカギは継続率
クライアントの継続率を上げる必要な要素6つ!
あなたのクライアントが継続する期間は何か月?
クライアントが入会してくれたとしても「3ヶ月程で退会してしまう。10ヶ月以上継続してもらいたいのに、、」
このようなお困りごとないでしょうか?
なぜ、途中でトレーニングを辞めてしまうのか?なぜ、クライアントが退会してしまうのか?
退会理由はクライアントから聞くとは思いますが、果たして本心なのでしょうか?
客観的にみて、本当にこのサービスで人は満足するのかを日々考えていますか?
毎回自分の中で反省会してますか?
入会継続率を上げるために是非試して頂きたいことがありますのでご紹介させて頂きます。
目標設定
目標を明確にし、動機付けをし、エクササイズの継続を促します。
何のためにトレーニングをしているのか、しばらくすると分からなくなってしまいます。
まず初回は明確にしていると思いますので、モチベーションはある程度高い状態と言えます。
肝心なのが、中間地点です。
途中経過をトレーナーが把握し、目標に対して順調に進んでいるのか?ペースが遅れているのか?もしくはペースが早すぎるのか?早すぎることによってどのようなデメリットがあるのか?
クライアントに伝えることが重要です。文字で伝えるのではなく言葉で伝えてください。もちろん伝えた上で、どのように起動修正していくのかを話し合ってください。
ただし、これは全員が対象ではありません。あくまで結果を出したいと強く思っている人に限ります。
中には、ゆるくやりたい。自分のペースでやりたい。って思う人も一定数いるはずです。その人たちに対して必要以上に指導する。
実例ですが、プレッシャーを感じる。圧が強すぎる。こういった理由で退会する人もいるみたいです。
栄養指導、健康指導
退会する理由で、多いと感じます。食事のアドバイスが雑すぎること。
初回はトレーニングすれば結果がでると思い込んで入会しますが、あとあと、結果が思うようにでないことから食事やその他生活習慣も大事と感じるようになります。
しかし、通っているジムは食事指導がない。アドバイスはあってもセッション時間のみ。ボディービルダーみたいな食事を勧められるなど。
最悪なのが、トレーニングより食事の方が大事とクライアントに伝えてしまう。
通っても意味がないと感じるようになり退会してしまう。
当然ですよね。私も同じように感じると思います。
結果も大事ですが、体調も大事です。
トレーニングを始めたことにより、体調が良くなった。健康になった。こう感じてほしいのです。
こう感じてもらうにはプラス適切な栄養摂取です。食事の方がではなく、トレーニングと食事どっちも必須です。
効果的なトレーニング強度
解剖生理学はしっかり勉強していますか?
トレーニングの強度設定はどのようにしていますか?強度が高いとどのようなメリットがあるか具体的に説明できますか?
もちもん一般のクライアントは知りません。ただし、強度が高いほうが効果があるのでは?と思っている人が多いのも事実です。
自分一人では甘えがでてしまい追い込めないからパーソナルトレーニングを受けている。こういう人もいるはずです。
強度が足りないとクライアントが感じてしまえば、フォームだけパーソナルで覚えて、あとは退会してフィットネスジムで自分でやります。
難しいのが、これも全員ではありません。逆に追い込みすぎることにより運動が嫌いになって退会してしまう人もいるのです。
強度を上げても大丈夫なクライアントなのかどうか確認する必要がありますね。
高いコミュニケーション能力
人対人なので、どうしても相性というものがあります。
クライアントが苦手と感じれば、おそらく退会してしまうでしょう。
どのようなことが苦手と感じるのか人それぞれ違うとは思いますが、共通する部分はあると思います。
例えば接客ができていない。マナーが悪い。話し方が威圧的。否定的な意見ばかり。
まずは、人が不快と感じない最低限の接客術を身につけることですね。
あとは継続してくれる要素として、性格が明るいとか、笑顔が絶えないとか。よく共感してくれるなどが関係してくると思います。
細かな情報発信
このジムに通うことによって、こういう特典がある。
このトレーナーに見てもらうことによって、定期的にメリットを感じられる。
その一つが情報発信ではないのでしょうか?
私の場合はよくSNSを活用していますが、やり方は特に決まっていません。
トレーニンーグ中に伝えてもいいし、ラインで送ってもいい。
クライアントは我々パーソナルトレーナーのことをプロだと思っています。
【トレーナーはたくさんの情報をもっている。】
と感じてもらえれば、継続率UPに繋がるのではないのでしょうか?
楽しくトレーニングできる環境作り
運動が好き。運動が得意。
こういったクライアントばかりではありません。
運動は苦手だけど、パーソナルトレーニングは楽しい。
パーソナルトレーニングを受けたことによって運動が好きになった。
これが理想ですが、逆のパターンもあります。
パーソナルトレーニングを楽しいと思って頂けるためにいろいろ工夫することが必要です。
①クライアントの話を聞く
トレーニングもいいですが、楽しくおしゃべりをするのも一つの楽しみなのではないのでしょうか?
自分の話を聞いてもらえる。これも通う一つの理由。
クライアントの趣味を把握し、どんどん質問してみましょう。
②トレーナー自身の話をする
質問責めでは、疲れてしまいます。
トレーナー自身の話も織り交ぜてみましょう。
そうすることにより、距離感が近くなり、もっとクライアントは自分から積極的に話すようになります。
ただし注意なのが、トレーナーの話ばかり。これは駄目です。
あくまでクライアントの話を引き出すためです。
③共通話題を見つける「雑談を大事に」
共通点があると人はより親密な関係になります。
なんでもいいです。
昔同じような仕事をしていた。好きな漫画、ドラマ、Youthbe、お笑いなど。
時事ネタを出して共感し合うのでもいいですね。
以上、継続率を上げる必要な要素についてお話してきました。
継続することの重要性をまずは感じてもらうこと。
運動の大切さ、運動の楽しさを伝えるのもトレーナーの仕事なのではないでしょうか?
またクライアントはトレーナーのことを、成長を認めてくれる存在だと思って通ってくれています。
たくさんいる会員の中の一人として扱うのではなく、一人の人間として向き合っていきましょう。
執筆者:トレナビ講師 井上裕司