間違いだらけのマーケティングと落とし穴

潰れないジムにするためのマーケティングとは!?

パーソナルジムの開業したいけど、何から始めたら良いのか分からない…

とりあえず人口が多いエリアでテナント契約とマシーンを購入、広告を出せば上手くいけるからその分の資金を用意して始めてみよう。。。

出店経験や経営のない方の多くは、ぼんやりこういうイメージで見切り発車する方が多くオープン後に苦戦を強いられる流れになります。

自分に合ったマーケティング戦略とプランBの思考が市場から撤退しないで生き残れるカギとなります。

また、難しいマーケティング理論ではなく同業ライバルをよく観察するだけでも方向性が見えてきます。

ここでは、間違いだらけのマーケティングにならないように、開業に必要な要素について何点か紹介していきたいと思います。

パーソナルジムを開業で抑えるべき必須要件

開業にあたりオーナートレーナーとして1店舗目の出店のタイミングか、すでに2店舗目以降の出店なのかにより段取りの工数が変わりますが共通するのは時間と資金をどのように活用するか、事前準備と数か月単位のスケジュール管理が重要になります。

開業する際に基本となる必須項目をまとめたのでこのあたりをしっかり抑えておきたいです。

💡複数店舗でトレーナー採用での出店でも共通します

①エリア選定

拠点となるエリアをまずどこにするかです。

自分の好きな地域。地元。人口。家賃相場等でエリアを決める方が多いかと思いますが、

①オーナーの自宅からのアクセスしやすく近いところで40分以内にあること。

②駅の乗降客数や地域の人口分布と近隣の競合店をリサーチし、競合が多すぎると競争が激しくなるため苦戦を強いられる。

また競合も少ないが人口や見込み客層が少ないと集客に苦戦するのでエリア選定は時間をかけ、足を運びしっかり把握する必要があります。

③自店の強み、コンセプト、他店との差別化を早い段階で明確にしておき、ホームページの反映する用意をしておく。

④テナント探しと交渉

修正が効かない不動産選びは慎重に行う必要があり、タイミングも大事になります。

サイトから選びながら直接足を運んでテナントを探してみましょう。それで見つかることも多くあります。

私はこれまでの出店の3割は不動産広告に出てないテナントを直接見つけて契約しています。

直接足を運び街の雰囲気や、テナントの立地、駅からの動線などお客さんの目線で見ることが重要になります。

ただし店舗選びに一番気になるところが家賃、管理費、更新期間、契約金で

ここが、費用として利益率と絡んでくるので慎重に考えたいところです。

スケルトンのテナントかどうかテナントの空き期間の確認などから家賃や契約金の交渉をすることを前提に探すようにしましょう。

このあたりは深堀する必要があるのでまた別の機会に乗せたいと思います。

 

⑤間取りと広さの重要性

最低でも2人体制で対応できるように、60平米以上の広さが必要となってきます。

トレーナー1人でしか対応できないような広さでは、売上の上限が低く、狭すぎると窮屈感をクライアントに与えてしまうので、ある程度の広さは確保したいです。

💡当社ではシャワー設備アリのマンション型を対象から外してます。

⑥内装、看板工事の費用

すべて業者に任せにしない、内装にこだわりすぎないこと。

自分自身でできるところはDYIで行うようにします。

例えば床のシートなどは楽天で購入して自分たちで簡単にできます。

極力費用を抑え運転資金回すようにします。こだわりが強すぎての無駄な費用は意外と多いので、「気が付いたら資金が足りない」ことにならないようにしましょう。

 

 

コストかけすぎによる失敗事例

コストのかけ方がチグハグで損失が大きくなる事例があります。
そこを事前に知っておくことも開業の準備としては大事になってきます。

ホームページ製作に100万以上かけてローン契約しない

『ホームページ製作に100万以上かけると、質が良くなり集客ができる。』

この考え方は危険です。サイトで集客できると思い込まないようにする。

100万以上の高額契約は負債として大きくのしかかり、毎月返済が発生するサイト契約は利益率を落とす原因の一つになります。

リスティング広告に毎月15万以上かけてる

メリットと感じられるような広告運用をするには、リスティング広告を毎月15万以上かけるにはリスクがあります。

大手だから安心して広告費をかけてしまう気持ちはわかります。

新規3名から5名の反響でどこからの流入なのか計測できず、家賃と同等の金額を広告費に回して損失が大きくなってしまいます。

掲載への勧誘に乗らない

集客ツール、管理ツール、比較サイト掲載への営業がくると思います。

話を聞いてみると、もっともらしいことを聞かされるでしょう。

集客に不安を覚えながらたくさんの営業会社からアプローチされるわけです。

毎月2万ぐらいだからいいか、でついつい契約してしまう…

以上、パーソナルジムを開業するために事前に考えなければならない重要ポイントと注意点についてまとめてみました。店舗運営に失敗しないようにいろいろ考えて実行されてはいるが順序の違い、時間と資源の使い方を間違えてるジムが多い傾向にあります。開業して3年以上継続して投資金を回収することを念頭に入れること、集客と継続がカギになります。